ヒトiPS/ES細胞から効率よく腎臓のもとになる細胞へ分化させる化合物を発見/京都大

ヒトiPS/ES細胞から効率よく腎臓のもとになる細胞へ分化させる化合物を発見/京都大

出所:2014-01-22 MSN産経ニュース

京都大iPS細胞研究所などのチームは22日、ヒトの人工多能性幹細胞(iPS細胞)に加えることで、腎臓のもとになる細胞集団を効率よく作製できる2種類の化合物を見つけたと明らかにした。

腎臓の組織の大半は中間中胚葉という細胞集団をもとに作られる。今回の方法は、高価で品質が不安定なタンパク質を用いる従来法に比べ、培養コストを低く抑え、培養期間を短縮した。チームは、この化合物を使ってiPS細胞から変化させた中間中胚葉から、ヒトの腎臓の尿細管を作り出すことに成功しており、「腎臓の細胞や組織を移植する再生医療につながると期待される」としている。

チームは、中間中胚葉への分化を促進するとみられていた約1800種類の化合物をiPS細胞に一つずつ加えて培養し、中間中胚葉に変化するか調べた。するとうち2種類では6日後、75%以上の高い割合で中間中胚葉を作り出した。従来法では同じ期間で20%程度しか変化しなかった。さらにこの中間中胚葉をマウスの胎児の腎臓細胞と一緒に培養し、腎尿細管の管状構造の一部を作ることに成功した。研究成果は米オンライン科学誌プロスワンに掲載された。

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