再生医療で賠償提訴…「副作用の説明不十分」

再生医療で賠償提訴…「副作用の説明不十分」

2013-11-09 読売新聞

脂肪にある脂肪幹細胞を使った「再生医療」を、有効性や副作用の十分な説明がないまま受け、精神的に大きな苦痛を受けたとして、兵庫県の女性(69)が8日、東京都内のクリニックの主治医(当時)と院長を相手取り、慰謝料など約640万円を求める損害賠償訴訟を東京地裁に起こした。原告側弁護士によると、再生医療のトラブルでの提訴は異例。

訴状などによると、女性は全身にしびれがあり、難病も治すとうたう再生医療を行っているクリニックを知り、昨年6月に受診した。「安全性は確実。まひのある患者も良くなった」と説明を受けた。高齢のため、若い研究員の脂肪幹細胞を使うことを提案され、同年7月に自宅で、脂肪幹細胞を腕の静脈に点滴投与された。治療費は134万円だった。因果関係は不明だが、同年10月頃から、手足のしびれがひどくなり、今は歩行器が必要になった。元主治医は「必ず効果があるわけではないが、良くなる可能性がある一つの治療法として紹介した。有効性を強調した説明はしていない」と弁明している。

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