堀場製作所が再生医療分野を攻める

堀場製作所が、成長が見込める医用事業を強化する。堀場製作所は1997年に仏社を買収し光学分析機器分野に参入したが、工業系の材料分析が主だった。

今回買収したフォトン社は、電磁波を利用して物質の分子などを解析する「蛍光分光分析」の機器を、大学や研究機関向けに提供している。細胞内のイオンを解析し、アルツハイマー病の特効薬の開発などにも応用が期待されている。フォトン社が保有している、次世代の医薬品開発などバイオ医学分野に役立つ分析技術で、バイオや医用向けの事業を伸ばす方針。

堀場が米フォトンを買収 iPS関連の分析装置強化

堀場製作所は10日、米分析装置メーカーのフォトン・テクノロジー・インターナショナルを買収したと発表した。人工多能性幹細胞(iPS細胞)や新しい万能細胞「STAP細胞」を使った再生医療や新薬開発向けの分析装置を強化する。

買収額は非公表。堀場は大学や企業の研究機関に販売し、同分野の分析装置の売上高を5年後に45億円にする。フォトンは細胞にある物質の成分や分布を解析するソフトウエア開発を得意としている。堀場の分析装置と組み合わせ、新薬の作用やiPS細胞の変異の過程を調べられるようにする。フォトンの2013年の売上高は約8億円。堀場はカナダの研究開発拠点を引き継ぐほか、従業員40人の雇用も継続する。

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