大日本住友製薬 神戸で自社研究棟を検討

大日本住友製薬 神戸で自社研究棟を検討

出所:2014-01-01 神戸新聞

大日本住友製薬(大阪市)は、神戸・ポートアイランド2期の医療産業都市に設ける再生医療や細胞医薬品の研究拠点について、自社施設の建設を視野に3~5年先の拡充を検討していることを明らかにした。同社は神戸への投資を活発化させており、医療産業都市の企業集積の厚みが増しそうだ。同社は今年2月、理化学研究所(理研)の認定ベンチャー「ヘリオス」(東京)と合弁会社を設立し、人工多能性幹細胞(iPS細胞)を用いて目の病気を治療する医薬品の共同開発を神戸で始める。18~19年の国内販売を目指す。

この計画とは別に、大日本住友製薬は4月、再生・細胞医薬事業推進室の研究部門をポーアイに新設。研究者約20人が理研などと連携し、脊髄損傷や視神経の病気を再生医療によって治療する研究を進める。神戸の研究施設は「神戸バイオメディカル創造センター」など4カ所の賃貸ビルに分散。広さも計約1千平方メートルのため、将来的に手狭になることが予想され、自社専用施設の建設を視野に入れる。

研究施設の拡充について、同社再生・細胞医薬事業推進室の木村徹室長(53)は、米国で開発している脳梗塞の細胞医薬品か、ヘリオスと共同開発する新薬の販売承認にめどが付く16~18年ごろに決める見通しという。木村室長は「薬の輸送や細胞の培養に使うクリーンルームの運営など、神戸に集まるさまざまな企業と協力し医薬品の製造方法の開発を進めたい」と話している。

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