感染症を起こすリスクの低いヒトiPS細胞の樹立・維持培養法を確立

感染症を起こすリスクの低いヒトiPS細胞の樹立・維持培養法を確立

出所:2014-01-08 エヌオピ

京都大学、大阪大学、味の素株式会社は、共同研究により細胞移植治療に適した人工多能性幹細胞(iPS細胞)の新しい樹立・維持培養法を確立した。

従来、iPS細胞やES細胞を培養するための下地となる培地には動物由来の成分を含んでおり、培養するための作業工程が多くなっていた。今回、研究グループは約300種類の人工たんぱく質を培地として組み合わせて順に試したところ、ラミニン511というたんぱく質を用いた場合、動物由来の成分を使う場合に比べて約30倍の効率でヒトiPS細胞を作製、培養できることが分かった。

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臨床応用に向けて必要となる代表的な細胞種として、神経細胞・血液細胞・インスリン産生細胞へとiPS細胞を分化誘導したところ、いずれの細胞にも分化する能力があった。(京大ニュースリリースより引用)

 

この研究結果により、ヒトへの細胞移植に最も適したグレードのiPS細胞が作成できるだけでなく、創薬などの領域でも有効利用されることが期待されます。また、ヒトiPS細胞の作成工程の簡略化が見込めるため、iPS細胞ストック/バンクなど、再生医療に使える細胞の大量培養につながると期待されます。

(参考)京都大学プレスリリース

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