再生医療ベンチャーの存在感と背後にある『信念』

先般、加齢黄斑変性を治療する臨床研究の実施が世界で初めて承認されたことで、更に注目を集めているヘリオス(旧日本網膜研究所)の鍵本忠尚社長。
彼は、加齢黄斑変性の患者様との出会いを機に、「この患者さんと同じ苦しみを味わっている方、そしてその前で私の様に無力感を味わっている医師、これを何とか無くしたい。」という『信念』の下、それまでの研究者としての道を方向転換し、バイオベンチャー経営へと舵を切った。2005年にアキュメンバイオファーマ株式会社を設立してから8年、下記記事にあるように、彼とその会社は日本市場において強い影響力を持つ地位を築こうとしている。

新日科学が値上がり、ヘリオスがiPS細胞を使い網膜以外での治療法開発を検討

出所:2013-09-04 MSNマネー

新日本科学が急騰。一時289円高の1424円まで買われ、東証1部の値上がり率トップとなっている。4日付の日本経済新聞は、iPS細胞を使い網膜再生に取り組むヘリオス(旧日本網膜研究所)の鍵本忠尚社長が、網膜以外でもiPS細胞を用いた治療法の開発行う方針を示したと報道。同社とiPS細胞を用いた加齢黄斑変性の治療で提携関係のある同社への刺激材料となったもよう。

同紙は、鍵本忠尚社長の「iPS研究で世界初の臨床研究を行っているなかで、その他の疾患も治していきたいと考えた」とのコメントを掲載。また、欧米での事業化に向け、資金調達のため株式上場を検討していることも明らかにしたとしている。

午後2時18分時点の株価は、前日比262円高の1397円。

『信念があれば、そのうちきっと誰かに通じる。ベストを尽くせば、チャンスの扉は開かれる。自分が屈しなければ、人から貶められはしない。』
ヒューレッド・パッカードのCEO・会長であるカーリー・フィオリーナの言葉である。
彼女はIT業界でのキープレイヤーであって鍵本社長とは畑違いであるが、この言葉は鍵本社長にこそ当てはまる。
彼の『信念』は、上記のような市場への影響力ではなく、加齢黄斑変性をはじめとする治療薬の無い疾患に対する再生医療技術の実用化という夢の結実に向かって揺らぐことはないだろう。
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