理研、iPS臨床研究の第2弾は視細胞移植

理研、iPS臨床研究の第2弾は視細胞移植

2013-05-17

理化学研究所発生・再生科学総合研究センターの高橋政代プロジェクトリーダーは16日、iPS細胞を使った初めての臨床研究として現在計画中の網膜色素上皮細胞の移植に加え、iPS細胞由来の視細胞を移植する臨床研究の準備を進めていることを明らかにした。都内での講演で、「視細胞移植はまだ動物実験の段階だが、希望としては(臨床研究を)5年後にも始めたい」と述べた。

 視細胞の移植は「網膜色素変性症」の患者に対して実施する計画。同センターの笹井芳樹ディレクターがiPS細胞から視細胞を作り出す技術を開発している。

 高橋氏は加齢黄斑変性症の患者に対し、iPS細胞から網膜色素上皮細胞を作り、移植する臨床研究の実施計画を2月に厚生労働省に提出した。「iPS細胞の安全性を検証するだけでも大きな意義がある。(iPS細胞を使った再生医療の)デファクトスタンダードを作れるチャンス」と述べ、実施への強い意欲を改めて示した。

講演する理研の高橋氏

2013年05月17日 日刊工業新聞

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