鼻の細胞使い、聴力回復へ…慈恵医大で臨床研究

鼻の細胞使い、聴力回復へ…慈恵医大で臨床研究

2013-11-25 読売新聞

重症の中耳炎で低下した聴力を細胞シートを使って改善させる臨床研究を、慈恵医大の小島博己教授(耳科学)らが来年1月をめどに始める。 鼻の細胞を採ってシートを作り、耳に移植する世界初の再生医療という。

対象は、中耳周辺の骨が徐々に溶ける「真珠腫性中耳炎」と、鼓膜が中耳の壁に張り付く「癒着性中耳炎」の患者。どちらも重症な場合に、患部を除去する手術を行う。だが、手術をしても鼓膜の張りに関わる粘膜が取り去られるため、聴力が戻らないことが多い。中耳炎を再発することもある。

研究チームは、耳の粘膜の細胞に特性が近い、鼻の粘膜の細胞に着目。患者の鼻から1センチ四方の粘膜を取り、1か月弱でシート状に培養、患部を取り除いた場所に移植する臨床研究を計画した。鼻の粘膜が耳の粘膜に代わる働きをすると期待される。

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