ES細胞の臨床応用が加速

1981年、ケンブリッジ大学でマウスのES細胞が樹立されて以来、世界各国でES細胞の研究が進められおり、数々の研究成果をあげてきた。現在では、米国や英国や韓国などを中心に、iPS細胞よりもES細胞の方が先行して臨床試験が行われており、アメリカなどでは、2012年にアドバンスト・セル・テクノロジー社によって、ES細胞で視力改善の成果が得られている。また、2016年にはアステリアズ・バイオセラピューティクス社によって、脊髄を損傷した患者の臨床試験が実施されており、動きと感覚を若干取り戻したという報告がされている。さらに同社は、2017年1月24日に頸髄完全損傷患者が、9カ月後でも運動機能改善効果が維持・増大していると報告している。

ES細胞作製、2件目了承 成育医療センターが10月に開始

出所:2017-09-06

厚生労働省の審査委員会は6日、様々な細胞に変えられる人の胚性幹細胞(ES細胞)を再生医療用に作製する国立成育医療研究センターの計画を了承した。京都大に続いて2件目となる。成育医療センターは10月中にES細胞の作製に乗り出し、治療への応用や創薬を目指す大学、企業に無償配布する。海外より遅れていたES細胞の臨床応用が加速しそうだ。

今後、わが国でもES細胞による基礎研究、臨床研究が本格的に加速しそうである。山中教授らによって発見されたiPS細胞と合わせて、長年の研究成果が蓄積されているES細胞を利用した臨床応用にも期待が集まっている。
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