東大 光刺激による神経細胞分化誘導技術を確立

iPS細胞から神経細胞や肝臓の細胞などの各種細胞を作るには、様々な分化誘導アプローチがある。例えば、DNA型のウィルスベクターを使って分化誘導した場合は、染色体に外来遺伝子が取り込まれる可能性があり、作成された細胞DNAが傷つくこともあり得る。今後ますます、より安全でより安心な分化誘導方法の確立が求められている。

iPS神経細胞、光刺激で作製−東大、誘導基盤技術を確立

出所:2017-09-13 日刊工業新聞

東京大学大学院総合文化研究科の佐藤守俊教授らは、全遺伝情報(ゲノム)を自由に書き換えるゲノム編集技術を応用し、iPS細胞に光刺激を与えて遺伝子の発現を操作し、神経細胞に分化させる技術を開発した。

同研究グループは今回、生命現象を光でコントロールできる光遺伝学技術と、ゲノム編集技術を融合させることにより、光スイッチタンパク質と名付けられた独自の基盤技術により神経細胞に分化誘導させることに成功した。今後は、様々な種類の細胞を分化誘導する基盤技術として応用が期待される。
 
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