STAP細胞、国も研究を後押し

STAP細胞、国も研究を後押し

出所:2014-01-30 朝日新聞デジタル

今回の成果は国が生命科学を重視し、若手研究者を支援してきた延長にある。国は第2期科学技術基本計画(2001~05年度)でライフサイエンスなど4分野を重点化。再生医療はその柱の一つで、理研CDBも担い手として設立された。重点化は第3期計画(06~10年度)にも引き継がれた。09年には中心研究者1人に15億~60億円を配分する国のプロジェクト「FIRST」が始まり、再生医療分野で、山中伸弥・京都大教授が選ばれた。

文部科学省は06年から若手研究者の自立支援にも着手した。小保方さんは昨年、29歳で理研CDBのユニットリーダーに就任。自前の研究予算を持ち、5人体制で研究を進める。若手が自分の「研究室」を持つ米国スタイルは少しずつ普及し始めている。

課題もある。海外に留学する日本人は04年の約8万3千人をピークに6年間で3割減り、内向き志向が強まりつつある。基礎研究の充実も課題だ。日本では実利に結びつく応用研究が重視され、基礎研究費の割合は全体の15%で30年間ほぼ横ばい。一方、米国、フランス、韓国などは割合、伸び率とも、日本を上回る。

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