タカラバイオ、ヒト幹細胞の品質管理用試薬を発売

タカラバイオ、ヒト幹細胞の品質管理用試薬を発売

出所:2014-01-10 マイナビ

タカラバイオは1月9日、ヒト胚性幹細胞(ES細胞)やヒト人工多能性幹細胞(iPS細胞)などヒト幹細胞向け品質管理試薬「Mouse Feeder Cell Quantification Kit」の販売を2014年1月20日より開始することを発表した。価格は100回分で7万3500円(税別)となっている。

同製品は、ヒト幹細胞培養物から抽出したDNAを検体として、ヒトゲノムDNAとマウスミトコンドリアDNAを各々リアルタイムPCR法により定量することで、短時間で高感度に補助的に用いられるマウスフィーダー細胞の混入を測定することができる研究用試薬。将来の再生医療応用を考えた場合、幹細胞の品質を担保するためにマウス由来の細胞については、できるだけ除去する必要がある。しかし、残存するマウス細胞を簡便に測定できる製品はこれまで市販されていなかったという。

なお、同製品を用いた実験結果については、2014年3月に京都で開催される「第13回 日本再生医療学会総会」において、京都大学再生医科学研究所 幹細胞研究部門の高橋恒夫 客員教授らと共同で発表される予定だという。

再生医療とiPS細胞の医療情報/ニュースサイト「エヌオピ」Copyright© 2018 アクウェスト株式会社. All Rights Reserved.
Top