再生医療で企業向け保険…細胞加工不備など賠償

再生医療で企業向け保険…細胞加工不備など賠償

出所:2013-09-25 読売新聞

再生医療で起きる万一のトラブルに備え、政府は、民間保険の商品作りの支援に乗り出す。

副作用が起きた場合に、細胞の加工を担う企業が患者に対する賠償金の支払いに対応できる仕組みを作り、成長戦略の柱に掲げる再生医療に患者と企業の双方が参加しやすくする。10月、医療や法律の専門家らによる研究会を設置し、保険金支払いのリスクや保険料などを検討する。

再生医療では、病気やけがで傷ついた細胞や組織を作り直し、患部に移植する。政府は、臨床研究などに使う細胞の加工を、企業に委託できる制度の導入に向け、秋の臨時国会で関連法案の成立を目指している。

だが、移植後の細胞がうまく着かなかったり、予期せぬ副作用が起きたりする事態も想定される。iPS細胞(人工多能性幹細胞)を使う場合は、細胞ががん化してしまう恐れもある。

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