iPS細胞の移植前に遺伝子検査が必要不可欠か

現在、進められているストックされたiPS細胞を使用する場合、遺伝子型を適合させるだけでなく、より詳細な検査が必要になるかもしれない。

iPS移殖、最大3割で拒絶反応 京大研、再生医療用で

出所:2017-08-25 京都新聞

京都大iPS細胞研究所(CiRA)が再生医療用にストックしているiPS細胞(人工多能性幹細胞)の移植で、遺伝子型を一定適合させた場合でも、最大3割で拒絶反応が生じる可能性のあることを、京都大ウイルス・再生医科学研究所の河本宏教授や生命科学研究科の一瀬大志研究員らが突き止めた。

本研究では、iPS細胞の遺伝子型を一定適合させた場合でも、約3割で拒絶反応を起こすことが判明した。現在進められているiPSストック事業を踏まえると、移植前に患者の遺伝子を調べて免疫反応が起きないかどうかを確認する必要がありそうである。
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