理研のiPS研究、患者募集開始 世界初の臨床、網膜を再生
出所:2013-08-01 神戸新聞理化学研究所と先端医療センター病院(神戸市)は1日、人工多能性幹細胞(iPS細胞)を使って目の難病患者の網膜を再生する臨床研究の患者募集を始めた。iPS細胞を用いる世界初の臨床研究が本格的に動きだした。
対象は、網膜が傷んで視力が急激に落ち、失明の恐れもある難病「滲出型加齢黄斑変性」の患者で、50歳以上、矯正視力が0・3未満、治療薬が効かない、視野の中心部分が暗いなどの条件に当てはまる6人を選ぶ。
患者は、手術による網膜剥離や、移植した細胞のがん化などのリスク説明を受け、同意する必要がある。