セルシード 台湾事業提携先から入金開始

セルシード社は、東京女子医科大学の岡野光夫教授が開発した細胞シート技術を導入し、食道再生上皮シートおよび軟骨再生シートの事業化を目指している。19日、3月に提携した台湾MetaTech社に対して製造関連データを提供開始したことにより、契約の定めに従って6000万円を受領したことを発表した。来年12月に予定されているデータ提供完了時にさらに4000万円を追加受領する契約になっており、合わせて少なくとも1億円の売り上げが見込まれている。

セルシード 台湾事業提携先から入金開始

台湾事業提携先である MetaTech 社より本日、事業提携に係る入金(60百万円)が開始いたしましたのでお知らせいたします。

なお、本契約では、MetaTech 社の開発状況に応じてマイルストーン収入も設定されており、最大 12 億 5 千万円を受領する可能性がある。また、製品販売にまで至った場合は、売上高に応じて数%程度のロイヤルティ収入も受け取る契約となっている。
 
同社は、2016年に表在性食道癌の術後創傷治癒の促進を目的とした食道再生上皮シートの治験を開始し、昨年建設した細胞シート細胞培養センター(CPC)を中心拠点として、細胞シートの事業化を積極的に推進している。来年には、変形性膝関節症を適応症とする軟骨再生シートの治験を準備しており、さらに細胞シートの製品化を加速させる計画となっている。
再生医療とiPS細胞の医療情報/ニュースサイト「エヌオピ」Copyright© 2018 アクウェスト株式会社. All Rights Reserved.
Top