広告「違反」 厚労省、自治体に徹底求める
出所:2013-06-30 毎日新聞効果や安全性の検証が不十分な「再生医療」をうたう医療機関の広告は医療法のガイドライン(指針)違反に当たるとして、厚生労働省が都道府県や保健所設置自治体に周知徹底を通知していたことが分かった。
こうした医療行為自体を規制する法律がないため、美容クリニックなどを中心に自由診療で広がっているが、広告でうたうことは医療広告ガイドラインで禁止されている。通知は、各自治体で違反広告に対する行政指導が十分に実施されていないという指摘もあるとして、ガイドラインを周知徹底し、違反には適切な対応を講じるよう求めた。日本医師会、日本美容外科学会など関連学会や協会など33団体にも協力を求める通知を出した。
自由診療での「再生医療」をめぐっては、術後のトラブルなども報告されている。違反広告が「野放し」になっているのが現状だ。