来年の注目は「iPS臨床」 英科学誌ネイチャー、理研の高橋氏選ぶ

来年の注目は「iPS臨床」 英科学誌ネイチャー、理研の高橋氏選ぶ

出所:2013-12-19 MSN産経ニュース

英科学誌ネイチャーは「来年注目の5人」に、人工多能性幹細胞(iPS細胞)を使い、目の網膜を再生する臨床研究を進めている理化学研究所発生・再生科学総合研究センター(神戸市)の高橋政代プロジェクトリーダーを選んだ。19日付の同誌で発表した。

同誌は5人のうち、高橋氏を1番手に挙げ「iPS細胞で初めての臨床研究になるかもしれない」と紹介した。高橋氏は「大変光栄で、責任重大と感じる。多くの方に喜んでもらえるよう緩まずプロジェクトを進めていく」と話している。高橋氏の研究は網膜が傷んで視力が急激に落ちる難病「滲出型加齢黄斑変性」の患者の皮膚からiPS細胞を作り、網膜の細胞に成長させて移植する計画。患者の募集を始めており、早ければ来年夏ごろに移植する見通しとなっている。

他に、来年報告書を発表予定の「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」の共同議長クリストファー・フィールド氏らが選ばれた。

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