阪大がカタールに再生医療拠点…来月、協定締結

阪大がカタールに再生医療拠点…来月、協定締結

出所:2013-12-29 読売新聞

大阪大は、中東カタールに再生医療の拠点を構築することを決め、来月末、現地の病院関係者と人材交流などに関する協定を締結する。心臓病や角膜の病気を最先端技術の細胞シートを使って治療するもので、中東における日本発の医療技術移転となる。

拠点は、カタール政府出資の財団が2015年にも首都ドーハの病院に設置予定の「再生医療・細胞シートセンター」(仮称)。日本の官民共同設置の社団法人「メディカル・エクセレンス・ジャパン」や医療機器メーカーが運営や細胞の空輸で連携する。阪大は医師の派遣などを通し、治療や培養の技術を現地の医師らに伝える。〈1〉患者から採った足の筋肉細胞をシート状に培養し心臓に貼る〈2〉口の粘膜の細胞を培養し角膜に貼る――などを計画している。

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