腎臓組織の再生でニプロ小高い、iPSの大量培養装置に再び注目
出所:2013-12-13 朝日新聞デジタルニプロが小高い展開となっている。熊本大学の研究チームが試験管内でiPSを使って腎臓の組織を作りだすことに成功したと報道され、iPS事業に注力している同社株が買われている。同社ではiPS細胞などを大量生産する自動培養装置を開発している。この材料で今年人気化して5月に1520円の高値をつけ、その後は850~950円でのモミ合いとなっている。iPS技術は日本を代表する優秀なものでアベノミクスの成長戦略の一つとして位置づけられる。今3月期1株利益は38.4円でPERは約24倍とマーケット平均は上回るものの、今期増益率は37.2%(営業利益)と大きく、配当も4.5円増配して年32円とする。例年、春から夏に活躍する習性があり、中期投資の向きには好仕込み場といえるだろう。