リプロセル、資金調達により海外事業の拡大と白血病治療技術を前倒しで開発
出所:2014-01-09 エヌオピiPS細胞関連企業であるリプロセルは8日、新株予約権の発行による資金調達を行い、海外での販路拡大や再生医療の研究開発を加速させる。
全て行使された場合の資金調達額が約100億円となる600万株分の予約権を発行する。100億円のうち約40億円を海外販売拡大費用に、約50億円をiPS細胞などを用いた再生医療の研究開発に使う。但し、株価が下限行使価額(1162円)を下回り続けた場合、資金調達ができない可能性もある。
同社は、新たな成長戦略としてグローバル化を更に加速し事業を拡大するとともに、新たに再生医療分野への研究開発を前倒しで進め、自社拠点による販路拡大のみならず、米国・欧州の会社との協業あるいは事業買収を行う予定。これにより、製品ラインナップの更なる拡充及び販路のグローバル化を行い、事業を拡大することを狙っている。
また、再生医療に関しては、iPS細胞や臍帯血(造血幹細胞)を用いた再生医療に関する製品化の研究開発を当初の計画より先行して実施する予定です。臍帯血に関しては、体外増幅技術の開発に成功しており白血病治療等への応用を予定している。