効果は「根拠なし」 無届の闇流通さい帯血で荒稼ぎ



ここ数日、さい帯血、再生医療、メディカルツーリズムの周辺が騒がしい。

3ヵ月前にも違法さい帯血投与で11医院に停止命令が下され、患者 100人にものぼるという報道があった(リンク)科学的な効果が証明されていないのにもかかわらず、老化対策やがん治療に効果があるとして、さい帯血が投与され、患者に 300万円もの治療費を請求していたそうだ。

再生医療提供機関の公表停止 厚労省、臍帯血事件受け

出所:2017-08-29 朝日新聞

東京や大阪などのクリニックで他人の臍帯血(さいたいけつ)を使った無届けの再生医療が行われていた事件を受け、厚生労働省は28日、同省のサイトに掲載してきた再生医療を提供する医療機関の公表を一時停止し、掲載基準を見直すことを決めた。

今回逮捕された6人が、「届け出が必要だとは知らなかった」などと意図的に釈明(動機を隠ぺい)するのであれば、国民の再生医療への期待に冷や水を浴びせたという意味でも、あまりにも罪は重い。
※2017年6月に停止命令を受けたのは、下記 11医療機関です。

表参道首藤クリニック (東京都渋谷区)

クリニック真健庵 (東京都港区)

赤坂AAクリニック (東京都港区)

六本木ドクターアンディーズクリニック (東京都港区)

東京国際美容クリニック (東京都港区)

アベ・腫瘍内科・クリニック (東京都千代田区)

花岡由美子女性サンテクリニック (東京都練馬区)

品川荏原ライフケアクリニック (東京都品川区)

大阪タワークリニック (大阪市)

恵聖会クリニック心斎橋院 (大阪市)

天神皮ふ科 (福岡市)
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