アイロムグループ子会社 iPS細胞作製技術の改良特許査定を欧州で取得
出所:2017-09-03 アイロム株式会社アイロムグループの子会社IDファーマ社がセンダイウイルスベクターを用いたiPS細胞作製技術で、米国・オーストラリア・日本・中国に続いて、欧州でも基本特許に続いて改良特許の特許査定を取得した。
今回の特許技術を持つ同社の細胞作製キット「CytoTune®-iPS」を用いることにより、線維芽細胞などの体細胞からiPS細胞を効率よく誘導することができ、特にヒトに大きな苦痛を与えずに採取できる末梢血・血液細胞からの効率的な誘導が可能となり、他の方法と比べて優れた性能を有しています。さらに本キットを用いて作製された iPS細胞は、元の細胞の染色体上の遺伝子配列を無傷にそのまま維持され、また、iPS細胞誘導に用いたベクターが細胞から素早く消失されるよう改良されています。