基礎研究 のトピック

2017/12/06
iPS細胞からミニ肝臓を大量製造 再生医療実現に道

横浜市立大学の武部貴則准教授と谷口英樹教授らは、ヒトのiPS細胞から肝臓の機能を持った小さな組織「ミニ肝臓」を大量に作れる手法を開発した。従来の100倍以上となる約2万個のミニ肝臓を1枚の容器の中で作製できる。肝臓病の患 […]

2017/11/29
CHARGE 症候群| iPS 細胞技術により病態解明

慶應義塾大学医学部生理学教室の岡野栄之教授、奥野博庸助教らを中心とする研究グループは、生まれつき感覚器の障害をもつ CHARGE 症候群の症状が、胎生期の神経堤細胞の遊走障害(細胞の動く速度が遅いこと)が要因となって、障 […]

2017/11/24
慈恵医大、ラットで腎臓作製 臨床応用に道

東京慈恵会医科大学の横尾隆教授らは腎臓のもととなる細胞から、尿を作る機能を持つ腎臓を作製する技術を開発した。ラットの腎臓になる前駆細胞をマウス胎児に注入するとともに、マウスの前駆細胞を薬剤で除去する工夫を加えた。将来は腎 […]

2017/11/19
京大、iPSから肺組織 効率よく作製

京都大学 後藤慎平特定准教授らは、ヒトのiPS細胞から微小な肺の組織「肺胞」を効率よく作る技術を開発した。iPS細胞に特定のたんぱく質などを加えて成長させる。肺を狙った新薬の開発や再生医療に役立つ可能性がある。

2017/11/10
腎臓の一部、ES細胞から作製 熊本大、マウスで成功

マウスのES細胞(胚〈はい〉性幹細胞)から、尿を集める集合管を含んだ腎臓の一部を作り出すことに、熊本大発生医学研究所の研究グループが成功した。将来的な臓器再生への可能性を示すものだという。

2017/09/25
iPS細胞使わず腸細胞、短期間で作製可能に…九大グループ

九州大学の鈴木教授らはマウスの皮膚細胞に遺伝子も加えたところ、腸前駆細胞へと変化したという。腸前駆細胞をさらに培養させると、腸の上皮組織になる腸幹細胞に成長した。ヒトの血管内皮細胞でも同様の実験したところ、腸前駆細胞に変 […]

2017/09/25
東京医科歯科大など、ニューロンの細胞分裂を防ぐブレーキの仕組みを解明

東京医科歯科大学(TMDU)は、ニューロンの細胞分裂を防ぐブレーキの仕組みを発見し、このブレーキを解除する低分子化合物を同定、および脳梗塞モデルニューロンの細胞分裂に成功したと発表した

2017/09/21
細胞のうるおいを測る

理化学研究所(理研)生命システム研究センター集積バイオデバイス研究ユニットの田中信行研究員、田中陽ユニットリーダーと株式会社北川鉄工所の春園嘉英係長、那須博光らの共同研究チーム※は、細胞を壊さずに細胞の「濡れ性」を評価す […]

2017/09/21
体外受精卵の遺伝子機能解析=不妊治療改善に期待-英研究所

人の体外受精卵(胚)について、さまざまな細胞に変わる能力を担う重要な遺伝子「OCT4」を働かないようにしたところ、胚の細胞が増殖して球形の胚盤胞ができる際に内部の細胞群が成長不良となり、つぶれてしまうことが分かった。

2017/09/19
卵子の元、ES細胞から作る 京大、マウスで仕組み解明

卵子の元となる「卵母細胞」ができるのに必要なビタミンなどを、京都大医学研究科の斎藤通紀教授と大学院生の宮内英孝さんらがマウスのES細胞(胚性幹細胞)を使って突き止めた。ヒトiPS細胞(人工多能性幹細胞)から卵母細胞を作る […]

2017/09/17
心不全向け細胞医薬品、ラットで治療効果確認 メトセラ

再生医療製品を開発するメトセラ(山形県鶴岡市、岩宮貴紘共同代表)は開発中の心不全向け細胞医薬品でラットを用いた試験で高い治療効果を確認した。「線維芽細胞」と呼ばれる心筋細胞を増やす力を持つ細胞を患者の臓器から採取して心臓 […]

2017/09/13
iPS神経細胞、光刺激で作製−東大、誘導基盤技術を確立

東京大学大学院総合文化研究科の佐藤守俊教授らは、全遺伝情報(ゲノム)を自由に書き換えるゲノム編集技術を応用し、iPS細胞に光刺激を与えて遺伝子の発現を操作し、神経細胞に分化させる技術を開発した。

2017/09/11
妊婦のお腹、細胞増殖で皮膚広がる 京大グループがマウスで仕組み解明

妊娠して腹部が大きくなり皮膚が伸びたようになるのは、高い増殖能力を持つ細胞集団が現れて細胞が増え、新たな皮膚が作られるから-。こうした研究結果を京都大の豊島文子教授(細胞生物学)らのグループがマウスを使った研究で発見し、 […]

2017/09/05
ダウン症抑制の新化合物 出生前投与、マウスで効果

京都大大学院医学研究科の萩原正敏教授(化学生物学)らの研究チームは4日、ダウン症で知的障害を引き起こす原因の一つとされる遺伝子の働きを抑制する新たな化合物を発見したと発表した。

2017/09/04
細胞培養の足場、接着原理を解明 阪大

関口清俊教授と高木淳一教授らは、細胞が生き残るために足場となる生体構造と接着するメカニズムを解明した。細胞表面にあるたんぱく質の一部が、生体構造にあるたんぱく質の中に入り込んで結合していた。再生医療用のiPS細胞や胚性幹 […]

2017/09/03
アイロムグループ子会社 iPS細胞作製技術の改良特許査定を欧州で取得

アイロムグループの子会社IDファーマ社がセンダイウイルスベクターを用いたiPS細胞作製技術で、米国・オーストラリア・日本・中国に続いて、欧州でも基本特許に続いて改良特許の特許査定を取得した。 今回の特許技術を持つ同社の細 […]

2017/08/25
iPS移殖、最大3割で拒絶反応 京大研、再生医療用で

京都大iPS細胞研究所(CiRA)が再生医療用にストックしているiPS細胞(人工多能性幹細胞)の移植で、遺伝子型を一定適合させた場合でも、最大3割で拒絶反応が生じる可能性のあることを、京都大ウイルス・再生医科学研究所の河 […]

2017/08/04
セルソース社 再生医療事業の加工受託件数が1300件を突破

再生医療の事業化を手がけるセルソース株式会社は、契約医療機関から受託する組織の加工受託件数の累計が1,300件を突破した。セルソースが提供する加工受託サービスは、セルソース再生医療センター内で行われ、「脂肪由来加工受託事 […]

2016/07/13
愛媛大学が、国立大学で初となる「羊膜バンク」を設立

愛媛大学医学部附属病院は、平成27年8月29日に日本組織移植学会から羊膜取扱い施設(カテゴリーⅠ)として認定を受け、この度、国立大学で初となる「羊膜バンク」を設立しました。これにより、本院は、今後、再生医療の拠点としての […]

2015/05/27
慶大、レット症候群患者からiPS細胞を樹立 – 神経発生異常を特定

慶応義塾大学(慶応大)は5月27日、小児神経発達障害であるレット症候群患者からiPS細胞を樹立し、神経発生過程における異常を明らかにしたと発表した。 記事の全文はコチラ

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