資生堂提携先のレプリセル社、毛髪再生医療で特許承認
出所:2014-01-13 エヌオピ資生堂の提携パートナーであるレプリセル社は、経済産業省によって毛髪培養技術の特許が認められた。バンクーバーに本社を置くレプリセル・ライフサイエンス社は臨床試験段階にあるバイオ関連企業であるが、今回、経済産業省より毛包間葉幹細胞の応用的利用について特許が承認されたことを13日明らかにした。これらの細胞は、男性型脱毛症として知られている脱毛症治療に用いられる。
現在、レプリセル社は日本だけでなく、米国や豪州、および欧州連合においても特許が承認されている。レプリセル社によると、今回の特許承認はライセンス提携を結んでいる資生堂がRCH-01による臨床試験を実施する上で大切な一歩になると言う。現在資生堂は、RCH-01を日本や中国、韓国、台湾およびASEAN諸国の約21億人の地域に対して使用できる独占ライセンスを有している。
国際毛髪外科学会によると、2012年現在、約100万人もの患者が脱毛症の治療を求めており、アジアが41%を占めている。これは米国を15パーセント上回る数字となっている。
詳しくは、レプリセル社プレスリリースを参照