日本式医療、丸ごとクウェート輸出…人材育成も

日本式医療、丸ごとクウェート輸出…人材育成も

出所:2013-10-23 読売新聞

政府は、中東クウェートで、再生医療やがん治療などの先端医療を行う病院の設立、運営を後押しする。

看護師などの教育施設も併設して、人材育成にも協力する。最新の施設と診療を含めて病院を丸ごと「輸出」する政府の大規模事業の一環で、医療の需要が拡大する中東に日本式医療を広める拠点にしたい考えだ。年明けの合意を目指し、両国政府間で交渉している。

新病院は1000床規模で、クウェート市に2016年にも設立する。細胞シート移植による心臓病治療のような再生医療や、重粒子線を使ったがん治療のほか、糖尿病治療、人工関節による膝の治療なども手がける計画。国内の医師が現地の医師を指導し、併設の教育施設で看護師や放射線の専門知識を持つ医学物理士を育てる。

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