iPS研究をビジネスに 知財管理会社、企業と連絡組織
出所:2013-07-04 京都新聞京都大などが所有するiPS(人工多能性幹)細胞に関する知的財産を一元的に管理する「iPSアカデミアジャパン」(京都市上京区)が4日、医薬品や機器製造などの企業対象の連絡組織「iPS細胞ビジネス協議会」を立ち上げた。製薬や再生医療などのiPS細胞関連分野は成長産業として企業の関心が高く、事業化を促進する。
iPS細胞は、細胞培養や遺伝子解析、細胞の機能検査など関連分野も多い。協議会では、各社の研究内容や技術の秘密を保持しつつ、独自技術を持つ企業同士の連携をあっせんしたり、新規参入を検討する企業に情報提供やコンサルティングを行う。
月1回程度の情報交換会も開催し、共同開発を希望する会社が会員企業に向けて事業提案も行う。
年会費は最大5万円。アカデミア社と取引がある企業は無料。問い合わせは同社TEL075(256)8582。