iPSアカデミア、iPS細胞の輸送容器開発-50枚収納、37度C保持
出所:2014-01-27 日刊工業新聞iPSアカデミアジャパン(京都市上京区、村山昇作社長、075・256・8582)は、4月にも創薬開発において研究用iPS細胞(万能細胞)を搬送する際に使う専用容器の開発に乗り出す。滅菌可能な容器として現在は既存製品を使っているが、iPS細胞の製品化が期待される2015年度以降の大口注文を見据え、効率的なiPS細胞搬送を支える容器の実現を目指す。
現在、容器メーカーと共同開発中で、まず培養皿50枚が入る容器を4月に投入する計画。再生医療用のiPS細胞製品の受注を見込む15年度以降、注文が増える可能性が高い。小ロットから100枚程度までの注文に対応できる4種類の容器をつくる。容器とともに断熱材を入れる外側の輸送ケースも同時に製作する。iPSアカデミアは京都大学保有のiPS細胞作製技術の知財管理と、京大iPS細胞研究所がつくったiPS細胞の企業向け搬送を担っている。
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