京大、臨床用に備蓄iPSを秋から提供
出所:2015-05-04 産経ニュース京都大iPS細胞研究所は、人工多能性幹細胞(iPS細胞)をあらかじめ作って備蓄しておくストック計画で、今年の秋ごろから、再生医療の臨床用iPS細胞を研究機関に提供できるようになるとの見通しを明らかにした。iPS細胞を使う際、患者自身の細胞から作ったiPS細胞をさまざまな細胞や組織に変化させて移植すれば拒絶反応は起こらないとされるが、時間や費用がかかる。京大は拒絶反応が起こりにくいiPS細胞を作り備蓄し、広く迅速に提供する体制を整備中。提供のめどが立ち、臨床応用研究に弾みがつきそうだ。