iPS細胞創薬の現状と課題(日経バイオテクプロセミナー)
出所:2013-06-07山中教授のノーベル賞受賞で一段と注目度が高まったiPS細胞。我が国の経済再生の切り札として政府・民間ともiPS細胞と再生医療に熱い期待を寄せています。しかし、iPS細胞の実用化の突破口は再生医療にあるのでしょうか。
多くの専門家は臨床研究はともかく、再生医療を担う細胞医薬としてiPS細胞を商品化するには、最低でもなお10年間が必要と口を揃えています。むしろ今後10年間にiPS細胞の実用化、商業化を牽引するのは、iPS細胞創薬ではないでしょうか。実はiPS細胞を利用して様々なヒトの細胞が大量に供給されつつあります。安全性試験や毒性試験など医薬品開発の前臨床試験に急速に浸透しているのです。2012年度から文部科学省と厚生労働省は、共同で難病のiPS細胞開発に産学連携で取り組む大型プログラムを始動させました。これによって疾患のメカニズムの解明が進み、創薬標的やバイオマーカー、そしてiPS細胞由来細胞を実際の医薬品スクリーニングに活用する道筋も見えてきました。
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