慶應義塾大学医学部生理学教室の岡野栄之教授、奥野博庸助教らを中心とする研究グループは、生まれつき感覚器の障害をもつ CHARGE 症候群の症状が、胎生期の神経堤細胞の遊走障害(細胞の動く速度が遅いこと)が要因となって、障 […]
東京慈恵会医科大学の横尾隆教授らは腎臓のもととなる細胞から、尿を作る機能を持つ腎臓を作製する技術を開発した。ラットの腎臓になる前駆細胞をマウス胎児に注入するとともに、マウスの前駆細胞を薬剤で除去する工夫を加えた。将来は腎 […]
京都大学 後藤慎平特定准教授らは、ヒトのiPS細胞から微小な肺の組織「肺胞」を効率よく作る技術を開発した。iPS細胞に特定のたんぱく質などを加えて成長させる。肺を狙った新薬の開発や再生医療に役立つ可能性がある。
旭化成は、Bone Therapeutics S.A.(ボーンセラピューティクス社:ベルギー)の自家骨再生細胞治療薬「PREOB」(プレオブ)について、日本国内での開発・販売の独占的実施権を獲得したと発表した。
九州大学の鈴木教授らはマウスの皮膚細胞に遺伝子も加えたところ、腸前駆細胞へと変化したという。腸前駆細胞をさらに培養させると、腸の上皮組織になる腸幹細胞に成長した。ヒトの血管内皮細胞でも同様の実験したところ、腸前駆細胞に変 […]
松本歯科大学(塩尻市)は15日、大学病院に「細胞・再生医療センター」を開設し、歯科分野の再生医療を開始すると発表した。カネカとダイダンが整備した小型の細胞調整施設を利用し、治療に必要な細胞を自動培養して臨床研究から始める […]
厚生労働省は、無届で再生医療治療を行った民間さい帯血バンク関係者や医師らが逮捕された事件にともない、12日、『赤ちゃんを出産予定のお母さんへ(臍帯血関連情報)』という特設ページを作り、情報提供を開始した。主なコンテンツは […]
米再生医療ベンチャーのカラドリウス・バイオサイエンス(ニュージャージー州)は、動脈硬化が原因で足に潰瘍や壊死が生じる慢性重症下肢虚血(CLI)に対する血管再生治療の企業治験を今年内に日本で開始する。
Mitochondrial and lysosomal dysfunction have been implicated in substantia nigra dopaminergic neurodegeneratio […]
京都大学病院の治験審査委員会が6日開かれ、筋肉が骨に変わる難病「進行性骨化性線維異形成症(FOP)」の治療薬候補の効果を確かめる臨床試験(治験)を7日付で承認することを決めた。
厚生労働省の審査委員会は6日、様々な細胞に変えられる人の胚性幹細胞(ES細胞)を再生医療用に作製する国立成育医療研究センターの計画を了承した。京都大に続いて2件目となる。成育医療センターは10月中にES細胞の作製に乗り出 […]
北海道大学と兵庫医科大学の研究チームは、子宮で胎児を包む羊膜から取り出した幹細胞を使う再生医療の臨床試験(治験)を11月にも始める。大腸などに慢性の炎症や潰瘍が起こる難病の「クローン病」と、造血幹細胞移植後の「急性移植片 […]
京都大大学院医学研究科の萩原正敏教授(化学生物学)らの研究チームは4日、ダウン症で知的障害を引き起こす原因の一つとされる遺伝子の働きを抑制する新たな化合物を発見したと発表した。
ヘリオス社は、脳梗塞を対象とする体性幹細胞再生医薬品「HLCM051」の治験において、プラセボ製剤(偽薬)に不具合があり、被験者登録を中断したことを発表。再開に1カ月程度かかる見込み。
慶応義塾大学医学部の岡野栄之教授らの研究グループはiPS細胞(人工多能性幹細胞)を活用して発見したALS(筋萎縮性側索硬化症)治療薬候補について、2018年にも治験開始を目指す。
日本トリム子会社のヒューマンライフコード(東京・千代田)は東京大学医科学研究所とへその緒由来の幹細胞を使う再生医療の共同研究契約を結ぶ。東大が備蓄する、へその緒から幹細胞を取り出して培養し、白血病治療の副作用を抑えるのに […]
ヒトのiPS細胞から作った神経細胞をパーキンソン病のサルの脳に移植すると、症状が軽減することを京都大iPS細胞研究所の高橋淳教授(脳神経外科)らの研究チームが確認した。画期的な治療につながる可能性がある。患者の脳に移植す […]