チンパンジーのiPS細胞作製…慶大など世界初
出所:2013-05-17慶応大と京都大霊長類研究所の研究チームは16日、チンパンジーのiPS細胞(人工多能性幹細胞)を作製したと発表した。大型類人猿での作製成功が公表されたのは世界初で、人類の進化の謎を解明する研究につながると期待される。
岡野栄之・慶大教授らのチームは、国内の動物園で死んだチンパンジーの細胞を使い、人とほぼ同じ方法でiPS細胞を作製。安定して増殖し、神経細胞に分化することも確認した。
人とチンパンジーのDNA配列は98・8%同じで、どの配列の違いが人との差を決めたのかは、十分に解明されていない。iPS細胞を使えば、世界的に希少なチンパンジーを傷つけずに遺伝子の働きを調べる研究が可能になるほか、人工繁殖にも応用できるという。
2013年5月17日(読売新聞)