大日本住友「再生医療世界一を」 iPS活用
出所:2014-01-20 東京新聞大日本住友製薬の多田正世社長(69)は20日、共同通信とのインタビューで、人工多能性幹細胞(iPS細胞)などを使った再生医療事業について「大きな市場になる。世界で1番を目指す」と述べ、既に開発を決めた目の病気向け以外に対象を広げる方針を示した。
具体的には、アルツハイマー病やパーキンソン病、交通事故による脊髄損傷などを候補に挙げた。「今の薬が効かない患者のために、未知の分野に取り組むことは社会的責務だ」と指摘した。このほか、開発中の新たなタイプの抗がん剤について、国内外合わせ2017年度で800億円とする売上高目標を示した。