疾患特異的iPS細胞を活用した難病研究」を厚生労働省と文部科学省が共同で実施

疾患特異的iPS細胞を活用した難病研究」を厚生労働省と文部科学省が共同で実施

出所:2013-02-28

難病の研究については、これまで厚生労働科学研究費補助金の難治性疾患克服研究事業において研究を推進してきたところですが、平成25年2月から、これに加え、厚生労働省と文部科学省が共同で、「疾患特異的iPS細胞を活用した難病研究」(※)を実施します。

本研究により、厚生労働省の難病研究班が、
1 質の高いiPS細胞を大量に調製する設備・技術者を持っている文部科学省が選定する大学等の共同研究拠点と連携し、iPS細胞を活用した基礎研究を推進するとともに、
2 拠点機関や製薬企業と連携し、疾患特異的iPS細胞から分化誘導された細胞を用いて創薬の候補となる物質のスクリーニングを行う等治療法の開発研究を進めることで、
iPS細胞を活用した、基礎研究から実用化研究まで一貫した研究体制を構築することが可能になります。(別紙1参照)

このたび、本研究における神経分野、循環器分野、骨・軟骨・筋肉分野、血液分野の各共同研究拠点と研究を実施する難病研究班が確定しましたので、別紙2のとおり発表します。また、各分野の代表的な研究例について別紙3に示します。

(※)疾患特異的iPS細胞とは:患者の体細胞から作製したiPS細胞。患部細胞へ分化させることで病態を再現することから、創薬に向けた試験等に活用できる。

※別添資料はコチラ

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