アステラス製薬の再生医療事業は、米国市場から事業推進

アステラス製薬は、国内の研究拠点を閉鎖し、2016年に買収したオカタ・セラピューティクス社の眼科領域における米国の強固なネットワークを活用した米国市場を中心とした再生医療の事業推進となりそうだ。

アステラス製薬、再生医療の国内拠点閉鎖 米に集約

出所:2017-08-24 日本経済新聞

アステラス製薬は24日、再生医療の研究拠点を米国に集約すると発表した。10月につくば研究センター(茨城県つくば市)内にある再生医療研究所を閉鎖する。所属する研究者など数十人は異動や配置転換で対応する。再生医療の領域における国内の提携・共同研究は全て継続する。同社は適地への拠点の集約による効率化を進めている。

アステラスは、2016年に米・バイオベンチャーのオカタ・セラピューティクス社(Ocata Therapeutics, Inc.)を買収し、眼科領域における細胞医療に乗り出していたが、今回の国内拠点の閉鎖が、同社の今後の事業戦略にとってどのような意味を持つのか、今後の動向が注目される。
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